予防歯科は、むし歯や歯周病などの予防処置を行いながら、お口全体の健康を維持管理するための処置です。
「歯科医院は、痛くなったら行くもの」と思っている方はとても多いでしょう。でも、歯が悪くなったということは歯を削って治療することですので、決してむし歯になる前の状態に戻るわけではありません。しかも、一度治療した歯は再治療のリスクが高くなり、やり直し治療を繰り返していくと歯はボロボロになり、ついには失ってしまいます。事実、日本人の80歳時での残歯数は7~8本。いかに深刻な問題であることかがおわかりいただけるでしょう。
予防歯科で、自分の歯で噛める喜びを
平均寿命が延びた今、80歳になっても元気な方が増えてきました。それとともに歯の健康意識も変わってきて、口腔ケアに力を入れる方も増えています。これからの歯科治療は、削って治療するのではなく、削らないで予防していくことが大切です。
歯科医療の目的は、しっかり噛めるように治し、その状態を維持することです。80歳になってもご自身の歯で食べられれば、心と身体も健康になって、豊かな人生を過ごせるようになります。そのためにも、当院では予防歯科に取り組んでいます。